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マナー講座

執筆者 高橋美恵先生(若者しごと倶楽部「パワーあっぷマナー講座」インストラクター)
≪メールマガジン第72号≫2018-03-01配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第12回)】●
こんにちは!今年も心弾む春がやってきました。お元気ですか。
社会人として必要なマナーは、ビジネスだけではありません。
若いみなさんは、これから「おつきあいのマナー」もますます必要になってくることでしょう。今回は、冠婚葬祭すなわち人生の節目のマナーの中でも、結婚式や披露宴に招かれたときの基本マナーをお伝えしたいと思います。
ただ、冠婚葬祭に関することは、年代・地方・価値観により考え方が多くあります。ひとつの目安として参考にしていただければ幸いです。

 みなさんの中には、結婚式や披露宴に出席したことがあるよという方やこれからという方もいらっしゃるでしょう。
招待状をいただいたら、できるだけ早く出欠返事を出すようにしましょう。お祝いの気持ちを返事の早さでも伝えてください。
出欠返信ハガキの住所面は、受取人の住所氏名が印刷されています。名前の「〇〇〇〇行」の「行」を縦2本線で消して左側に「様」と書きます。
受取人が会社等の場合は「御中」と書きましょう。横書きの場合は、「行」を横2本線で消します。
裏面には、「御出席」や「御欠席」と印刷されていますので、出席の場合は「御欠席」の文字全てを縦2本線で消します。そして「御出席」の「御」を縦2本線で消し、「出席」の二文字を〇で囲みます。このとき、余白部分に「おめでとうございます。お招きいただきありがとうございます。喜んで出席させていただきます」等のメッセージをぜひ添えてください。
自分の住所と名前を書く欄は、印刷部分の「御住所」の「御」と「御芳名」の「御芳」も忘れずに二本線で消しておきましょう。
当日、祝儀袋を持っていくときは、袱紗に包んでいきます。袱紗の色は、紫・紺等は慶弔両方に使えますので用意しておくと今後便利です。受付では、「このたびはおめでとうございます。お祝いの気持ちでございます」と挨拶をして祝儀袋を渡します。あらたまった場所では、何を言ってよいかわからなくなり、ついごにょごにょと言いがちですが、落ち着いて言葉と態度でお祝いの気持ちをしっかり伝えましょう。
祝儀袋は多くの種類が市販されていますが、ベーシックなものは、熨斗(袋の右上にある飾りのようなもの)付で、水引(紅白のリボンのような帯紐)は、結び切りの形を使います。この結び切りは、引っ張ってもほどけないので、二度ないほうが良いことに使います。お金は、内袋があればそれを使い、紙幣の人物が内袋の上側と表側になるように入れます。
披露宴会場の席では、両隣の方に「友人の〇○と申します」とぜひ自分から挨拶しましょう。
結婚式のみならず、大切な方の節目に敬意をもって接することは、ご本人はもとより関係する方への何よりのお祝いになるでしょう。
 このようにマナーは、ビジネスだけではなく、日々の生活や人生の節目など様々なシーンで活かしていくことで、人生に喜びや彩りを添えてくれます。
「相手を大切に思う気持ちを形や行動に変える」を忘れずに、自分から積極的に働きかけていってください。みなさんと周りの方々に、マナーを通して素敵なシーンがもっともっと増えますように願っています。
≪メールマガジン第70号≫2018-02-01配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第11回)】●
こんにちは!お元気ですか。暦のうえではもう春。寒さに負けず、新しい季節をまずは気持ちでキャッチしてみませんか。
 ビジネスにおいてコミュニケーションはとても大切であり、その能力を磨きたいと多くの方が思っていることでしょう。でも、コミュニケーションといっても漠然としているし、また人それぞれ個性があって他人と同じように振る舞うことでもない…。何かと難しく感じるかもしれません。
そのような中で、全ての方にまず身につけてほしいコミュニケーションスキルがあります。それが、「報告・相談・連絡」、略してホウレンソウです。「スキル」と書きましたが、スキルは、意識して身につける、覚えるものです。皆が最初から上手くやっているわけではなく、できている人は、日々の意識と行動の賜物なのです。今回は、ホウレンソウ上手=コミュニケーション上手になるための「意識と行動」のポイントをまとめてみました。
1 報告
  • 催促される前に行う
    もちろん決められた日時がありますが、ギリギリセーフOKの感覚では、周りの方も心配になりますし、自分も余裕がなくなってしまい良い仕事ができなくなります。催促される前に報告できるように段取り力を身につけましょう。
  • 相手の都合を考える
    いきなり報告するのではなく、相手の状況を見て「今、~の件で少々よろしいでしょうか」と切り出すとよいでしょう。これは、報告に限らず相手の時間を大切にし、今から話す内容を知らせることでもあるのです。
  • 要領よく簡潔に話す
    結論(結果)→理由や経過→意見の順を意識しましょう。事実と意見・感想は混ぜて話しません。そのほうが聞き手は理解しやすいからです。話す際のシミュレーションをしっかりとしてから報告します。自分ががんばった仕事はそれに見合う良い報告でフィニッシュしましょう。
  • 中間報告も忘れずに
    報告は、その仕事が終わったときだけの1回ではありません。どこまで進んでいるかや状況が変わりそうなときも行います。もし、間違い等があっても、中間報告をすることによりその時点から修正ができます。最短で良い仕事をするために必要なのです。
2 連絡
連絡とは、やりとりすることにより情報の共有や理解をすることです。特に伝える側で気をつけたいことは、とりあえず自分が言ったからそれで終わりではなく、相手に本当に伝わったかどうかを考えることです。連絡があったり何か言われたりしたけど実は理解できていなかった…等は、よくある話です。相手がきちんと理解して初めて連絡をした と言えるのです。ミスコミュニケーションにならないように双方が気をつけましょう。3 相談
時期やタイミングをはずさないようにします。報告や連絡も同様ですが、自分でどうしようもなくなってからするのではなく、早めの行動が大切です。
また、相談は自分の考えに対し人に助言や意見を求めることです。ですから、「どうしましょう」のみではなく、自分なりの考えを持って相談にいくようにしましょう。

これらホウレンソウに共通していることは、自分が相手の立場だったらどう思うだろうか を考えることです。そうすると、逆に今自分が行動すべきことがみえてきます。
ホウレンソウをきちんと実践すると、他者と様々なことを共有することになり仕事のレベルがどんどん上がります。周りとの関係も良くなります。
最強コミュニケーションと言えるでしょう。
≪メールマガジン第68号≫2018-01-04配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第10回)】●
あけましておめでとうございます。
ときの流れを一旦リセットし新しいスタートラインに立てる新年がやってきました。今年もどうぞよろしくお願いいたします!
 前号では、感じのよい電話応対の3ポイントをお伝えしました。
今回は、第一声と基本の受け方・かけ方をみていきましょう。
[第一声]
ビジネスでは、電話が鳴り受話器を取ったら、もしもしと言わずにまず名乗ります。これが、第一声です。「ハイ、○○会社でございます」や「ありがとうございます、○〇の△△でございます」等、会社や組織により様々な言い方があります。
第一声の目的は、社名(組織名)を伝えるだけではなく、感じのよさで電話における第一印象の扉を開くことです。そのためにも、明るいトーンでハキハキと名乗ります。明るいトーンは、笑顔で作ります。ハキハキは、「ハイ/〇○の/△△/でございます」のように、最初の挨拶と社名〇○や人名△△の後にほんの少し間を取ると相手は聞き取りやすくなります。架空の社名で構いませんので、聞く側の立場に立って繰り返し練習しましょう!
[基本の受け方・かけ方] 
電話応対に慣れていないと最初は不安になりがちですが、まずは基本の取り次ぎの流れを覚えましょう。そして、電話ならではの言葉づかいを何回も口慣らしします。では、以下の例でポイントを押さえてみましょう。
受ける側
かける側
1.すぐに出る
 感じのよい第一声
 
 
2.名乗る
「私、〇○の△△と申します。
 いつもお世話になっております」
3.相手を確認する
「〇○の△△様でいらっしゃいますね。
 こちらこそいつもお世話になっております」
 
 
4.取り次ぎを依頼する
「~~様はいらっしゃいますか」
5.取り次ぐ相手を確認する
「~~でございますね。少々お待ちくださいませ」
 

★1~5のポイント★
  • お待たせしたときは、第一声の挨拶部分を「お待たせいたしました」にします。
  • 名乗る際は、「わたくし」を最初につけます。「いつもお世話になっております」の挨拶は、機械的にならないように心を込めて感謝の気持ちを伝えましょう。
  • 相手の名前確認は、電話においても「ようこそ」の気持ちで明るめのトーンで言うと良いでしょう。そのとき、「△△様でございますね」にならないように気をつけます。
  • 依頼時は、「恐れ入りますが」等のクッション言葉をつけると丁寧さが増します。
  • 「ハイ」と言ってそのまま取り次がず、名指し人名を復唱確認します。自社側の名前確認は、「〇○でございますね」と言いましょう。

これらは簡単に思えるかもしれませんが、ただ「言う」だけではなく、こちらの気持ちが伝わる話し方を意識しましょう。
電話応対は、基本的に言葉だけのやりとりです。慣れてきたら、自分はここで何をどう言えばスムーズに進み、信頼していただけるだろうかを考えそれを言葉にする… これを忘れなければ、上達は早いでしょう。
そして、そのスキルが複雑な内容の応対へと繋がっていくのです。
≪メールマガジン第66号≫2017-12-01配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第9回)】●
こんにちは! カレンダーが残り1枚になり、何かと気忙しい頃になりました。お元気ですか。
ビジネスにおけるやりとりは、メール、ファックス、郵便など様々あります。
その中でも相手の反応や微妙なニュアンスが直接感じられる電話は、今までもこれからも欠かせない存在です。
また、ビジネスでは直接お会いするよりもこれらの通信手段でやりとりするほうが多いものです。今回は、その中でも電話に焦点を当てて、感じのよい基本応対を学んでいきましょう。
 対面ならその方の振る舞い、表情、言葉など様々な要素から印象が決まりますが、電話では言葉づかいや声の様子など限られたものから判断することになります。だからこそ気をつけたい3ポイントを以下にまとめました。
1 丁寧に感じよく
基本は、明るい声を出しましょう。でも、明るい声ってどうやって出すの?と思われるかもしれません。表情を意識してください。まず、真顔で「こんにちは」と言った後に、笑顔で言ってみてください。声のトーンが少し高くなりませんか? 表情を意識すると声のトーンが変わります。対面で話すときは、表情に気をつけますよね。電話でも同じように相手が今、目の前にいるかのように話してみましょう。きっと自然で柔らかいトーンになるでしょう。
2 正確にわかりやすく
その声が頼りです。特に、人名・固有名詞・数字は、口を大きく開けて早口にならないようにしましょう。相手の立場での聞き取りやすい発音とスピードは、話の内容がわかっている自分とは感覚が違うものです。
3 メモと復唱をしっかり
内容が常に正確に伝わるとは限りません。それをカバーするには、やはりメモと復唱です。自分が忘れると困るから一生懸命にメモを取りますよね。併せて復唱確認もしっかりと行いましょう。復唱確認は、「私はこのように受け取りました」と伝えることにより、相手に安心していただくことでもあるのです。

まずこれらのポイントをひとつずつ意識するだけでも、印象が随分と変わるものです。
次号では、基本のやりとりを具体的にみていきましょう!
≪メールマガジン第64号≫2017-11-01配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第8回)】●
 こんにちは! 今年も紅葉が美しい季節となりました。お元気ですか。
 今回も前号の続きで、もう少し訪問とお迎えのマナーも学びましょう。
 では、お迎えする側からです。

1 お客様をお迎えしご案内する
・約束がある方には、お名前を確認後「お待ちしておりました」等のプラス一言を添えます。このように自分が何を言い、何をすれば気持ち良く過ごしていただけるかを考え行うことでぐっと相手に近づくことができますね。
 案内時にエレベーターを使うときは、乗り降りともお客様が先ですが、複数のお客様の場合は、乗るときだけ案内者が先に乗ることもあります。このようにお客様より先に行動するときは「お先に失礼いたします」の声掛けを忘れないようにしましょう。廊下は、お客様の正面ではなく斜め前を歩くようにします。
2 応接室等のドアの扱い方(お迎え側)
・引いて開けるドア
案内者がドアを引き開けて、お客様に先に入っていただきます。続いて案内者も後から入ります。
・押して開けるドア
案内者が先に入り中でドアを押さえて、お客様に後から入っていただきます。
訪問者は、ドアのところで会釈して入室します。
3 名刺交換のポイント(同時交換の場合)
上着のボタンを留めて服装を整えます。この出会いを素晴らしいものにするぞ の気持ちをもって明るく堂々と行いましょう。
・名刺の持ち方
ロゴや名前等の文字が指で隠れないように、両手で相手に正面を向けて持ちます。胸より低い位置で持ちません。
・渡し方
「はじめまして。私、△△会社の○○と申します。よろしくお願いいたします」と名刺を持ったまま名乗ります。相手も名乗ったら、自分の名刺を相手に近づけ、受け渡しをします。
 先に渡され後から渡す場合は、「申し遅れました」の一言を添えると良いでしょう。後から出す自分の名刺は、すでにいただいた相手の名刺よりやや低めの位置から出します。
交換し終わったらあらためて挨拶をします。いただいた名刺に気をとられることなく、相手のお顔をしっかりと見て分離礼で行うと堂々としたものになるでしょう。
4 お茶のいただき方
すすめられた後、お礼を述べていただきます。上司が同行しているときは上司より先にいただかないようにします。退室するときは、湯呑みをテーブルの隅側に寄せておきましょう。片付けがしやすくなります。このように、後先を考えて行動できるようになると素晴らしいですね!

 マナーは、何が何でもこうすべき と決めつけるものではありません。
 また、思うようにいかないときもあります。
 まずは、基本の動き方を理解し、それをヒントに自分らしさと相手目線を忘れずに行動することが大切です。
≪メールマガジン第62号≫2017-10-02配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第7回)】●
こんにちは!日の入りが早くなり、季節のうつろいを感じる今日この頃です。
お元気ですか?
就活やビジネスで会社を訪れる機会は多くあります。そのときに、自信を持って振舞い、成果を上げられるように「訪問」のマナーを学びましょう。
就活とビジネスでは、多少異なる点もありますが、基本は同じと考えてください。
では、出発です!
1 先方に着いたら
コートは、建物の外で脱ぐようにしましょう。特に雨の日は、注意が必要です。服・かばん・傘の水滴をふきとります。こういうときこそ、マナーが見られているものですよ。
2 受付等での挨拶
「失礼いたします。私、〇〇の△△と申します。いつも(この度は)お世話になっております。〇時に□□様とお約束をさせていただいております。よろしくお願いいたします」とハキハキ名乗ります。特に面接訪問は、相手が人事担当者ではないからと気を抜かないようにしましょう。面接会場以外の様子も意外と伝わるものです。
3 部屋に案内され入るとき(面接の場合、一旦控室へ通されるとき)
中が空室であっても、ドアのところで立ち止まり会釈して入ります。
ドアや椅子等の扱いも丁寧にしましょう。
4 どこに座る?
すすめられた席にお礼を述べて座ります。すすめられない場合は、ドア側に
一旦座りましょう。どちらに座っても、担当者が入ってくる前に立ち上がり、挨拶します。このとき、立ち上がった場所から半歩前に出て挨拶すると積極性が感じられます。かばんは足元に置き、コート掛けは勝手に使わないようにします。
そして、一般的な応接室の席次です。
「席次=誰がどこに座るか」、敬意や他者との関係を表す大切なものです。長いソファと一人用では、長いソファが上格です。洋室は、出入り口から遠い席や長いソファが上座と考えます。

訪問先での振る舞いは緊張するもの。でも、心配することはありません。
まずは、感謝の気持ちをもって訪問することが大切です。
次回は、訪問とお迎えする側のマナーをもう少しみていきましょう。
≪メールマガジン第60号≫2017-09-01配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第6回)】●
こんにちは!いつしか朝夕はさわやかな風が吹く季節になりましたね。お元気ですか?
前号では、敬語の基本をお伝えしました。今回もその続きです。
では、早速ですが、宿題?の答え合わせをしましょう。
尊敬語、謙譲語をパターンに当てはめる言い方でしたね。
尊敬語:読みましたか。  → お読みになりましたか。
    注文しましたか。 → ご注文なさいましたか。
謙譲語:ドアを開けます。 → ドアをお開けします。(いたします)
    案内します。   → ご案内します。(いたします、申し上げます)
いかがですか? このような言い方ができると、なんだか大人っぽいと思いませんか?
もちろん、このパターンを使わずに一つ星の「ドアを開けさせていただきます」もOKです。でも、様々な言い方を頭の引き出しに入れておいて、その場にふさわしいものや自分が本当に使いたい言葉がスッと口から出てきたら、場の雰囲気が良くなりますし、自分に自信が持てますよね!
では、次は言い方そのものが変わる方法=特定形をもう少し。
よく使う言葉を表にしました。

 
尊敬語
謙譲語
いる
いらっしゃいます
おります
する
なさいます
いたします
言う
おっしゃいます
申します・申し上げます
行く
いらっしゃいます
参ります・伺います
来る
いらっしゃいます
参ります
見る
ご覧になります
拝見します

特定形は、とにかく覚えることです。練習方法は、
尊敬語は、相手のことを言うときに使いますので、「○○さんが、いらっしゃいます」、謙譲語は、自分や自分たちのことを言うときに使いますので、「私が、おります」のように主語をつけて繰り返し声に出して練習してくだいね。

 自分が馴染んでいる言葉づかいを急に変えることは難しいかもしれません。一度に変えようと思わずに、段階的にひとつずつマスターするようにしましょう。例えば、この1週間は、「行きます→参ります、伺います」「します→いたします」等を常に言えるようにしよう!次は、スムーズに言える言葉を更に追加して…と自分にあった計画を立てることが上達の早道です。計画を立てて実践する…これは、言葉づかいだけではありませんよね。
また、言葉づかいは、「言葉遣い」でもあります。気遣いを言葉に変えて伝えましょう。方法は、とてもシンプルです。相手の様子や気持ちを少し察して、相手が忙しそうだなと思ったら「お忙しいところ恐れ入ります」、手間をかけるなと思ったら「お手数をおかけします」、どんな小さなことでも人が何かをしてくれたら表情を添えて「ありがとうございます」等、相手を大切にする話し方が「言葉遣い」です。
適切な言葉にハートを添えて、あなたらしさをしっかりと表現しましょうね!
≪メールマガジン第58号≫2017-08-01配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第5回)】●
 こんにちは!連日の熱帯夜。秋風たつのが本当に待ち遠しいですね。お元気ですか?
 前号では、お辞儀のコツと表情の大切さをお伝えしました。自分の姿を直接見ることがなかなかできないだけに、自分は人の目にどう映っているだろう?を常に考えることが大切ですよね。
 感じの良い挨拶で出会いの扉をスカッと開けた後は、「さぁ、話しましょう」ということで、次は言葉づかいです。まずは、敬語のおさらいです。敬語は苦手だ~という方がいらっしゃるかもしれません。でも、敬語があるからこそ、立場や年齢の違う方とお話ができるし、気持ちも伝えられます。敬語って便利で素晴らしいものなのです。では、主なポイントをピックアップしてみていきましょう。今回は3分類方法でお伝えします。

●丁寧語 ~ 丁寧な表現で相手を敬います。
       ・語尾に「です」「ます」「ございます」を使う
       ・「お」「ご」をつける   例)お名前、ご家族
●尊敬語 ~ 相手や相手に関することを高めます。
       ★★★特定形を使う    例)来る→いらっしゃる
       ★★「お(ご)~になる、なさる、くださる」 例)お書きになる
       ★「~れる、~られる」  例)行かれる
      ※特定形とは、言い方そのものが変わる方法です。
●謙譲語 ~ 自分や自分に関することをへりくだることにより敬意を表現します。
       ★★★特定形を使う    例)行く→参る
       ★★「お(ご)~する、いたす、申し上げる」 例)お知らせする
       ★「~させていただく」  例)待たせていただく
 思い出しましたか?
 敬語を使っているね!と思っていただくには、尊敬語、謙譲語の★★★三ツ星(特定形)を覚えるのはもちろんのこと、★★二ツ星パターンをスムーズに言えるように繰り返し練習することです!

 では、ここでプチ練習問題。★★パターンで考えてくださいね。

  尊敬語:読みましたか  →        注文しましたか →
  謙譲語:ドアを開けます →        案内します   →

 では、来月号でこの練習問題の復習と感じのよい話し方トレーニングを更にしていきましょう!
≪メールマガジン第56号≫2017-07-03配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第4回)】●
 こんにちは!いよいよ夏本番の7月。お元気ですか?
 前号では、立ち方の基本でした。みなさん、空から引っ張られているようなシュッ!とした立ち姿を意識していますか?このような話は、見たり聞いたりするだけでは簡単なことかもしれません。しかし、立ち方に限らず、当たり前だからこそ忘れがちになることが多くありますよね。「当たり前のことを当たり前にできる」が、実は少し難しくとても素晴らしいことなのです。
 さて、挨拶といえばお辞儀。首を曲げて頭をペコリではなく、前号の立ち姿で背筋を伸ばしたまま、足の付け根あたりを前に倒すと… ハイ、美しいお辞儀の出来上がりです。感謝やお詫びなど自分の気持ちをより伝えたいときは、さっと下げてややゆっくりと体を起こしましょう。また、挨拶言葉を言った後にお辞儀をすると丁寧さがアップします。
 そして、欠かせないのが表情。お辞儀は、バタバタと忙しいときなどタイミングを逸しできない場合があるかもしれません。しかし、表情はできなかったではなく、しなかったと人は受け止めます。表情は、その漢字の通り「表に出ている感情」と言われます。穏やかな良い表情は自身の感情の安定にも繋がります。
 動作や表情を意識して、感じの良い挨拶を毎日多くの人に行いましょう!
 きっと、人生が変わりますよ!
≪メールマガジン第54号≫2017-06-01配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第3回)】●
 こんにちは!あざやかな紫陽花が私たちを楽しませてくれる6月。今年の折り返しももうすぐですね。いかがお過ごしでしょうか?
 前号では、なぜ「挨拶」するの?を考えました。「あなたの存在を認め、良い関係を築き保ちたいと思っています」の気持ちをあらわすことでもあるからとお伝えしました。
 では、ビジネスシーンや改まった場でも充分通用する挨拶のポイントをみていきましょう。ぜひ、読みながら実際に動いてくださいね!

 今回は、立ち方です。
  • かかとを揃えます。つま先は、こぶし一つ分ほど開けるとバランスが良いでしょう。
  • 背筋を伸ばします。このときに腰が反り返らないように、みぞおちあたりを縦に伸ばし、空から体全体を引っ張られて「あれっ、背が少し伸びたかな?」のイメージです。また、鎖骨の下あたりを縮こまらせるのではなく、パッと開くようにすると更に良いでしょう。
  • 手は、前で組む場合は、フワッと緩く組むのではなくしっかりと組み、上側に乗せた指は揃えます。手を横に置く場合も、指を揃えましょう。
  • 忘れがちなのが、顎の位置。床と並行が基本です。無意識になりがちですが、顎の置き方で印象が随分変わります。自分のクセを人に見てもらってもいいですね。

 「姿勢」は、姿の勢いであり、立ち方は動作の基本です。体に覚えさせ無意識にできるように、日常生活でも意識してください。
 さぁ、今日からカッコよく立ちましょう!
≪メールマガジン第52号≫2017-05-01配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第2回)】●
 こんにちは!風薫るさわやかな季節になってきました。いかがお過ごしでしょうか?
 前号では、マナーの意義を考えました。「互いが気持ち良く過ごすための生活術・仕事術」と。その生活や仕事においてまずはここからスタートというのが「挨拶」ですよね。
 ところでみなさん、今日は何回ぐらい挨拶しましたか?
 「いちいち数えてないわ~」や「朝に1回したっけ?」など様々でしょうね。今回は、この日常にとって当たり前すぎる「挨拶」について改めて考えましょう!

 では、そもそも人はなぜ「挨拶」をするのでしょうか?
 もちろん考え方はひとつではありませんが、例えば…
  • まず、そこに人がいるから。「私は、あなたの存在をちゃんと認めていますよ」と全ての人に必要な存在を認める行為をしています。
  • そして、あなたと良い関係を築きたい、保ちたいと思うからこそ挨拶をしますよね。
 「挨拶」とは、相手の存在を認め大事にしたいと思うとてもハートフルなメッセージ発信なのです。そして誰もができることです。
 こんな大事な「挨拶」をパワーあっぷするコツを次回で詳しく学びましょう!
≪メールマガジン第50号≫2017-04-05配信
●こんにちは、就活コラムです【知って得するマナー講座(第1回)】●
 こんにちは。「パワーあっぷマナー講座」でインストラクターをしている高橋美恵と申します。今号から月1回ペースでメルマガに参加させていただくことになりました。マナーを中心に綴っていきます。自分自身のスキルアップはもちろんのこと周りとの関係を考えるきっかけにもしていただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、冒頭でマナーを中心に と書きましたが、まず考えたいことがあります。それは、「マナー」ってそもそも何だ?です。
よく聞く言葉ですよね。連想できるものとしては、挨拶、キチンとした振る舞い、公共のマナー等もあればちょっと堅苦しそう…というイメージもあるかもしれません。でも、何のためにいろいろなマナーがあるかを考えたら、「互いが気持ち良く過ごすため」だと思いませんか。
自分も周りもハッピーになるための生活術・仕事術だと考えています。
そして、当たり前かもしれませんが、思いは言葉や行動で表現してはじめて相手に届きます。その届ける方法を一緒に学んでいきましょう!
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